タレスアレニアスペース社が新世代EGNOSアップリンクステーションの開発を担当
12 / 10 / 2021
European news
2021年8月、フランスのタレス社とイタリアのレオナルド社の合弁会社であるタレス・アレニア・スペース社は、欧州連合宇宙計画庁(EUSPA)とEGNOS(European Geostationary Navigation Overlay Service)の新機能開発に関する最初の契約を締結したことを発表した。
EGNOSは、3機の静止衛星と地上局のネットワークを利用して、GNSSコンステレーションの測位性能を向上させ、有人・無人車両の精密なナビゲーションなど、セーフティクリティカルなアプリケーションに適したものにしている。
今回の契約は、新世代のアップリンク局(NLES:Navigation Land Earth Station)の開発を対象としている。これらの局は、性能の向上だけでなく、システムの冗長性を高めるために静止軌道上に新たなEGNOS衛星を導入することが可能になる。