ANYWAVES社がエアバス社と衛星アンテナの提供で5年間提携
23 / 06 / 2021
European news
フランス宇宙機関(CNES)のスピンオフであり、衛星コンステレーション用のアンテナ機器メーカーであるANYWAVES社は、Airbus Defense and Space社から、Optique 3D(CO3D)コンステレーションを構成する4つの衛星にアンテナを供給するために選ばれた。このフレームワーク契約では、コンステレーションが拡張される場合、今後5年間で数十個のS‐バンドアンテナを供給することができる。
CO3DはCNESのプログラムで、グローバルで高解像度デジタルサービスモデルの提供を目指している。2022年末には4機の衛星が打ち上げられる予定で、50cmの解像度のステレオ画像を毎日世界中に供給し、地球上のランドマスの3Dマップを作成する。これらの衛星が作成したデータは、プログラムの科学者や防衛機関のパートナーが利用できるようになる。
ANYWAVESは2017年の設立以来、大きな成功を収めており、ANYWAVESのCEOであるニコラス・キャペト氏はAFPに対し、すでにロフトオービタル (Loft Orbital) の衛星にアンテナを供給するパートナーシップに署名しており、OneWeb社などの新たな顧客を探すのにうってつけの立場にいるとAFPに語っている。